family’s diary

主人が約12年前に他界、在学中の子ども達3人の現役シングルママです。子どもの事、家族の事を主に綴ります。

”死別ひとり親家庭”支援プロジェクト構想

”死別ひとり親家庭”支援プロジェクト構想 子供たちに夢と希望を!


自分自身に過去に起こった出来事、経験をもとに、親と死別してしまった子供たち、またその家族を支援するプロジェクトを立ち上げるための活動を始めました。

 

微力ながら頑張っております。

協力者・支援者も募集しています。


プロジェクトの発端

自分自身が遭遇した、12年前の主人との死別、

そしてその後の、小学生と、幼稚園生、あわせて3人の子供たちとの生活。

あまりの突然の出来事に、私は当時何をどこから始めたらよいのか全く分からず、

日々襲う大きな不安や悲しみ、それでも子供たちを守っていかなければならないという責務にも苛まれ、とにかく辛く悲しい毎日を送っていました。


そして当時私が困惑したのは、

  • 親を失ってしまった家庭の子供たちの為に、今何をすべきかが分かる情報ソースが全くないこと。
  •  子供たちへの支援の場や、情報交換の場が見つからないこと。心のケアのよりどころがないこと。
  • 銀行やその他相続、役所への手続き、子ども手当など、手続きや書類が多すぎて分かりにくいこと。
  • 適切な時期に、国や自治体に申請できる支援金、給付金、奨学金などが分かる情報が容易に見つからない、また該当しているのかどうかも分からないこと。
  •  子育ての事、お金の事、仕事の事、周囲との関わり、将来の事など、当事者の気持ちに寄り添った相談をできる場がないこと。

など。

 

一時は子ども達も私も、次第に心を病んでいき、よからぬことを考えてしまう事もありました。


当然、立ち直る事なんて容易には出来ませんし、もちろん悲しみが消える日が来ることはなく、日々悶々とした時間と闘いながら、子育てをする毎日は続きました。

それでもなんとかこうして約12年もの時間が流れ、

今ようやく少し振り返れるようにもなり、

今後もし同じような境遇になってしまった家族が目の前にいたとしたら、何かしてあげられるのではないかとも強く思うようになりました。

不可抗力で起こった事態に、みんなそれぞれ悩み苦しみ、将来の夢をを諦めてしまう子供たちもいるのではないか。


親自身もパートナーを失い、相談できる相手もなく、どうにもならないことも多いのではないか。


本当に大切だと思う情報を、必要な人に、その時に届けたい!


通常の離別家庭とは違い、死別家庭は、財産を多く残されたと思われることも多い様ですが、決してそうではない家庭も多く、しかしその実情は未だ調査が十分になされていため、全く分かっていません。


ひとり親家庭貧困率が高くなっていると言うことも耳にしますが、片親がどこかに存在しているご家庭と、死別シングル家庭は、そもそも違うのではないかと、ずっと疑問に思ってきました。

子供たちの才能の芽を、大きく伸ばしたい。

 

子供たちはこれからの世界を担う、人類にとっても大切な”宝”です。

チャンスを絶対に逃してほしくない。

いまコロナ禍で、残念ながら自身で人生を終わらせてしまう人も急増しています。その中には家族がある人もいるでしょう。


また病気や事故などで、子供を残して世を離れなければいけなくなる人が、今後いなくなることも決してありません。

僭越ながら自身の体験をもとに、我が子供たちの想いも無駄にしないために、ずっと思ってきたことを形にしたいと思い、このプロジェクトを構想しています。

”死別”で悲しむ家族の心のケアを、”情報提供”と言う形で安心を届け、

子供たちが少しでも明るい未来に向けて生きていかれるよう、

また独りで頑張って子育てをしているお母さんお父さんたちの手助けにもなれるよう、

活動をしていきたいと思います。

 

活動内容〈予定〉

”死別ひとり親家庭”に特化した、情報サイトの開設

主なコンテンツ:

  • 死別シングル親同士・子供同士のコミュニティー、情報交換の場。

(同じ悩みや苦しみを持つ人たち同士の悩み相談、体験談などを投稿、閲覧、アドバイスが出来る、会員制のコミュニティーサービス。)

 

  • 死別後の手続きなどのサポートの場。

(役所、学校などの手続き、また継続的に申請が必要なものなどの解説など)

 

  • 適切な時期に、国や自治体に申請できる支援金、給付金、奨学金などが分かる情報提供の場。登録者にはメールで、情報を発信。

 

  • お金にまつわるサポートの場。

(今後の生活面での不安を軽減するため、プロの専門FPによる、ライフプランニング、残されたお金の適切な使い方、預入方法など、死別シングル家庭の目線での無料アドバイスを提供する。)

  • 雇用サポートの場。

(死別によりシングルになった家庭の親、または子供を、状況を理解の上、雇用してくれる企業とのマッチングなど。)
(専業主婦だったり、しばらく職場から離れていたり、状況から断られてしまうケース、子供たちもいつもどこかに引け目を感じながら生活していることも多いので。)

  • 学業支援、オンライン学習口座開設や、進学相談の場。

 

  • 主にメンタル面での、医療相談・カウンセリングの場。

 

  • 法要などに関しての、相談窓口の場。

 

  • 継続的に支援してくれる企業、団体、個人の募集。

奨学金の返済補助や、支援品の提供などを視野に入れる。)

  • 登録者にアンケート調査などを定期的に行うことで、現代の死別ひとり親家庭の実情を調査。

(調査研究の結果を元に、今後の活動を活性化、社会に役立てていく。企業からの依頼も有償で受け付ける。)


今後のビジョン

今回の活動を通して、親やパートナーと死別し、心に大きな傷を負った家族が、夢と希望をもって前向きに生きていかれるようになれる事を目的としています。


日々の生活に追われる中で、十分な情報や、アドバイスが必要であるにも関わらず、それがきちんと得られないこと、それ自体が子供たちにとって大きな機会損失にもなっています。


望まなくとも失ってしまった家族の代わりになるべく、その心に寄り添い、不安や悩み事を少しでも取り除く手助けをしたい。

 

死別ひとり親家庭に、希望と夢を与え、子供たちの成長をみんなで見守りたい、そんな人に優しい社会づくりを目指しています。

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〈いつかの子どもの作品〉